福島イノベーション?コースト構想推進機構交流促進部の植田誠氏が全学総合講座で講演

福島イノベーション?コースト構想推進機構交流促進部の植田誠氏が全学総合講座で講演

2024年4月24日

4月16日、松枝秀和教授がコーディネーターを務める全学総合講座(環境学1)(環境基礎学‐自然を見つめる)で、公益財団法人福島イノベ―ション?コースト構想推進機構(以下、イノベ機構)交流促進部の植田誠部長が「浜通り地域等の産業基盤を構築する国家プロジェクト『福島イノベーション?コースト構想』とは」と題して講演を行いました。

?福島イノベーション?コースト構想?は、東日本大震災および原子力災害によって失われた浜通り地域*等の産業回復のために、新たな産業基盤の構築を目指す国家プロジェクト。福島ロボットテストフィールド等の拠点整備を含めた主要プロジェクトの具体化に加え、産業集積の実現、教育?人材育成、交流人口の拡大、情報発信等に向けた取組を進めています。

震災時、全国の大学(短大、高専を含む)が自発的に被災市町村で復興支援活動を実施。これらの活動を通じて復興に資する知見(復興知)が蓄積されています。イノベ機構では、これを受け、「大学等の『復興知』を活用した人材育成基盤構築事業」を2021年度から5カ年の事業として開始。公募により21件を採択。本学も以下の事業が採択され、活動を行っています。

このように、植田氏は東日本大震災当時、小学生低学年だった学生約280人を前に、被災当時から現在までのイノベ構想を中心とした取組みを紹介し、学生たちが浜通り地域に関心を持つ「関わりしろ」になる可能性を語りました。

【獨協大学における「復興知」事業】
「外国語教育、環境教育を活用した『持続可能なまちづくり』創造事業(連携市町村:田村市)」
獨協大学と田村市との間で継続的な連携関係を構築し、これまで本学が培ってきた「外国語教育」 「環境教育」に関する資源やノウハウを活かした事業を展開し、情報発信と「環境に配慮した持続可能なまちづくり」の仕組みを構築し、それを相双地域の他の浜通り市町村に展開する。

活動の詳細はこちら

浜通り地域*
福島県いわき市、相馬市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、新地町、飯舘村の15市町村

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